カラリパヤットとの出会い2 - 2008年秋

カラリパヤットの練習も、一人じゃつまらなくて、殆どやらなくなった頃、、、2008年

薫さんからの連絡で、”日本にまた戻ってくる”とのこと。
それも、カラリパヤットの道場の先生、C.M.シェリフ先生と一緒に。。。

単純に、”わ〜〜い。またWSやったら行くよ〜”と 楽しみにしてました。

2008年秋、アーユルヴェーダの講演を終えたシェリフ先生と
通訳薫さんのWSが東京で行われ、
”待ってました!”とばかりに、出席した わたしでした。kick-1

久しぶりのカラリパヤットは、気持ちよかったです♪
でも、、基本のキック(右写真)だけで、息があがってました。

シェリフ先生の動作は、大きくやわらかくどっしりとしていて、
動作の一つ一つに、奥深いものを感じさせるよう。。

とても存在感があり、終始にこやかで優しい笑顔がとても印象的でした。
その夜、シェリフ先生他、WSの参加者も交えてご飯を食べたときのこと。。。。。

突然シェリフ先生が、話の途中、
「インドに来るなら、集中コースを作ってもいいよ。」
「日本人は、長期休暇を取れないことは知っているからね。」 と話しだしたのです。

「え、ホントですか。来年行こーかな。たぶん行きます〜。」
自分で気がつく前に、そう答えていたような。。。。

その後、師シェリフ先生の許可の下、先生の道場、ケーララ・カラリパヤット・アカデミー(KKA)の日本・東京支部(現 KKA Tokyo JAPAN )を立ち上げる話が出てきました。

そんな中、2009年2月、待ちに待ったインドKKAでの練習に旅立つことになったのです。

カラリパヤットとの出会い1 - 2007年夏

私がカラリパヤットと出合ったのは2007年夏、日本でのこと。

インドでアーユルヴェーダを学ぶ大学生だった小山内薫さんが一時帰国し、
日本でワークショップを開いた時でした。

ただ、カラリパヤットのことを聞いたのは、それ以前、私のヨガの先生 ゆかこさんが、インド滞在中に立ち寄ったケーララ・カラリパヤット・アカデミーのことをブログに載せていたのが最初だったと思う。

ヨガスタジオで薫さんのWS(ワークショップ)でデモンストレーションを見た時点では、
あまり印象になかったと思うのだけど。。。
実際に基本の数種類のキックを習ったときには、思った以上にハードで疲れ、驚きました。

その後、基本のキック数種類、動物姿勢、動きのある型などを習いました。


「動物姿勢」というのも、奇妙なもので、象、ライオン、魚、孔雀、などがあるんですが、
普段感じている象や魚のイメージとは程遠いポーズばかりで、
正直、「なんだこれ〜」と面白く見てました。

例えば、私の象さんのイメージは、長いお鼻をゆ〜らゆ〜ら、、なんですが、
カラリパヤットの型では、お鼻はくるんと丸くなってるんです。(^^)lion1

また、ライオン、と言うと、
”がお〜〜っ”と正面を向いて座って吠える姿が浮かぶんですが、
カラリパヤットでは、顔を半隠しにしつつ ==>> ==>>
これから飛び掛ろうとするような姿なんですね。。。


そのほか、まるでキャンドルの炎がゆれるように、上体をゆらしながら
ポーズをとったり、動いたり。。。

ひどく不思議なポーズや型なんだけど、
なぜか、これまたひどく心の奥深いところに響いてた気がします。

「動物姿勢」はまず、静止ポーズで覚えます。
この静止ポーズが結構筋肉に響くんですね。。イタ気持ちよいというのか。。。

普段使わない筋肉を使うので、
眠っていた筋肉が起きて喜んで呼吸しているような、、そんな感じ。

見た目よりハードなんだけど、気持ちよい動きばかりで。。
摩訶不思議な型も やってて面白くて。。。

あの夏は、ポーズと動きの不思議さと心地よい汗をかきたくて、
薫さんのWSに、殆ど参加したと思います。

その時から結構楽しくやってたので、薫さんからは、
「ナマステインディア(東京で行われるインド関連のイベント)で
一緒にカラリパヤットのデモやろう!」 と誘われたりしました。

薫さんがインドに戻った後は、彼女のWSを懐かしみつつ、
時々キックをやったり、礼拝の型を思い出しては テキトーに自己流で練習してました。

インドに行くことなんぞ、夢にも思わず、
”また薫さん、日本でWSやらないかな〜〜”なんて、呑気に思っていただけでした。

その後2008年、薫さんのお師匠さんに日本で会うことになります。

6月はカラリパヤット+ヨガ

6月のカラリパヤットクラスは、バージョンアップ!aki1場所を大久保スポーツプラザに移して、ヨガと組み合わせて行います。
大久保スポーツプラザは、いつものスタジオの2倍〜3倍。
キックも心置きなく思い切りできます♪

■日程:6月20日(土)

■時間
16:00〜16:20 ヨガ(ウォーミングアップ)
16:20〜17:30 カラリパヤット
17:30〜18:00 ヨガ(クールダウン)

■場所:大久保スポーツプラザ
JR高田馬場から徒歩13分。線路沿いを新大久保に向かってまっすぐ。
わかりやすいです。
http://www.regasu-shinjuku.or.jp/

■参加費:3000円
16:00〜18:00までの2時間の料金です。

※途中参加、途中退室でも同じ料金になります。
※ヨガマットをお持ちの方は持参ください。お持ちでない方は、バスタオルを1枚持参されるといいでしょう。

■教える人
ヨガ:mico先生
カラリ:あきこ

ヨガで身体をほぐしたあと、アクティブにカラリを練習し、
ヨガでゆったりクールダウンするという 至れり尽くせりの贅沢なクラスです。
ヨガもカラリも初心者の方、大歓迎。
どうぞ、お気軽にご参加ください。一緒に楽しみましょう♪

■お問い合わせ・ご予約
メール:kkatokyo@mail.goo.ne.jp
電話:スタジオ「flow jojony」
03-5996-0841

映画「アマンダ!」-地に足着いた革命

珍しく映画をみました。

「アマンダ!希望の歌」という、
アパルトヘイトから黒人政権を勝ち取るまでの南アの歴史的革命の映画。

歌と踊りによって黒人たちが団結し、白人を圧倒し、
国際社会の圧力の盛り上がりを背景に、
アパルトヘイト政策の終焉を勝ち取った革命の記録です。

印象的だったのは、「トイトイ」という 激しく足をふみならし跳ねるパワフルな踊り。
トイトイを踊りながらデモする黒人たちの威圧感と迫力。。
すごいパワーでした。

アパルトヘイトが倒れる時に、そんな踊りによるパワーがあったこと、
知りませんでした。。

そしてもうひとつ、
最後に、歌手の黒人の ”この革命の素晴らしかったことは、勝利を勝ち取ったあと、
白人たちを血祭りにしなかったことだ” という内容の発言でした。

武器のない黒人たちのトイトイの踊り。
それが白人政権を圧倒するパワーと
白人+黒人政権というハーモニーを招いたのか。。。。。。

トイトイというのは、お能の舞いのようにちょっと腰を落として
激しく足をふみならすような踊りでした。

”その踊りを練習した”、、という発言もあったので、かなり体力を使う踊りだと
思います。

足をふみならすというのは、地に足付けることで、心身がすごく安定するんだろうなぁ。
カラリパヤットの型とも同じ。。

黒人たちは、踊りによって心身バランスを整えながら、
革命を進めていたことになるのでしょう。

だから、復讐の感情にのまれることなく、
戦いの勢いや暴力に酔うことなく、、、
白人たちを血祭りにあげずに、、、革命が成し遂げられたのかな、、と。

これ、すごいことだと思う。

地に足付けると、心が強くなる。。
身体の中心がすっと伸びる。
心身の、そして感情のバランスがとれる。。

カラリで体験していることを、アパルトヘイト革命の中に見た気がしました。
感動!




カラリパヤットって?

はじめまして!

カラリパヤット。。。日本での知名度は今ひとつ。。いや、今三つくらいかも。。

カラリパヤットは、インド南部に伝わる伝統武術です。

インドに興味があったわけじゃ無し、武術にいそしんでいたわけじゃ無し。。。
そんなわたしが、偶然カラリパヤットに出会い、見事にハマリ、果てはインドに修行にまで行ってしまいました。

カラリパヤットゥを続けていると、アタマで考えるのとは違う、まるで身体が知っている遠い記憶にある、
身体本来の感性、身体本来の心地よい動きが目覚めてくるような気がするのです。

カラリパヤットに夢中な私、KKA・インストラクターが、
カラリパヤットにインスパイアされた日々の出来事を書き綴っていきます。

ちなみに、KKAとは、私が修行しているインド・ケーララ州にある(K)ケーララ・(K)カラリパヤット・(A)アカデミーのこと。→kka-title

     * * * *

カラリパヤットゥは、インド南部のケーララ州とタミールナドゥ州に伝わるインド伝統武術、古武術です。
「カラリ」とは、練習が行われる場所=道場をさします。

カラリパヤットゥの起源は、はっきりとはわかっていませんが、少なくとも5千年以上の歴史があると言われ、神話と伝統の中にその姿を見ることができます。

カラリパヤットゥは、その初期においては仏教の影響を受け、
その後、インド伝統医学のアーユルヴェーダ、
そしてとヴェーダ(インドの聖典書)の一つである、ダヌルヴェーダ(インド兵法)と統合されました。

しかし、現在ケーララ州の最南端とタミールナドゥ州で継承されるカラリパヤットゥは、
ドラビダを起源としたもので、シッダヨーガ、シッダ伝統医療に深く基づいたものとなっています。

かの達磨大師はケララ州中央の出身で、カラリパヤットの達人だったといわれ、
仏教とともにカラリパヤットを中国に伝え、それが後の中国拳法になったとも言われています。


インドでは、今も地元の子供たちがカラリパヤットの道場(練習場)に気軽に参加し、
まるで、日本のキッズスポーツ教室のように 練習を楽しんでいます。
心身の健康バランスに、とっても効果があるようです。

何でそんなものに はまったか、、。。。
自分でもよくわからないのですが、魅力は沢山沢山〜〜、あります。

魅力を少しづつ お伝えしていきたいと思ってます。
そして、ご興味を持ったら、ぜひ一度、カラリパヤットゥを体験してみてください♪


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